税関押収のコピー商品公開


知的財産を侵害するものとして輸入が厳しく禁止されている有名ブランドのコピー商品の持ち込みを防止しようと、きょう、鹿児島税関支署が鹿児島空港などで押収された偽ブランド品を公開しました。公開されたのは、去年、鹿児島空港などで押収された偽ブランド品およそ700点のうちの300数十点です。くつ下や携帯ストラップの中には、本物には存在しないものもあれば、専門家でないと本物との見分けが難しいほどのコピー商品も出回っています。人気キャラクターを無許可で使った商品も著作権違反で押収されます。コピー商品は圧倒的に中国や韓国から持ち込まれることが多く、観光客が偽物と知りながらも持ち込んでくることが多いそうです。鹿児島税関では、研修を積んだ職員がコピーかどうかを見極めて模造品を押収している他、見極めが困難なものについては、そのブランドの専門家に実際に見てもらい本物か偽物かを判断してもらっています。極端に値段の安いものは買わない、信用のできる店で購入し、品質や保証書などの吟味と確認はしっかりと、そして何より、偽物とわかっているなら買わない、持ち込まない。鹿児島税関支署では、年末は、旅客数増加に便乗して密輸をする人が増えるため、取り締まりを一層強化していくということです。

南日本放送 - 2006年12月14日