レストラン街“大変身” 松坂屋本店、名駅にらみ今春改装

 松坂屋は14日、今春に実施する本店の改装計画を発表した。本館1-3階のブランド・ブティックや南館1、5階などの改装と、本館9、10階レストラン街の17年ぶりの全面改装の2つが柱となる。今回で約3年半に及ぶ本店の大改装は完了する。

 改装対象面積は3500平方メートルで、投資額23億3000万円。年間13億8000万円の売り上げ増加を見込む。

 本館のブランド売り場は3月7日から改装が終わり次第、順次オープンする。レストラン街は5月30日に10階の本格的料理店、6月末に9階の家族向けレストランがそれぞれ新装オープンする。「カトレア」などの食堂も新装するが、詳しい内容は今後発表する。

 名古屋駅地区で「ミッドランドスクエア」の商業棟が3月6日に本格的にオープンし、栄地区とのエリア競争は一層の激化が予想される。今回の改装も名駅地区を意識した内容となっている。

 具体的には、本館1-2階にあるエルメスブティックの増床や、カルティエシャネルなどの有名ブランドの改装のほか、紳士バッグなど高級革製品の「ボッテガ・ヴェネタ」や高級時計の「パネライ」といった名古屋初進出となるイタリアの高級ブランドを新たに導入する。

 南館5階のゴルフウエアエリアには、名古屋初登場の「プーマ」のウエアやバッグ、シューズをはじめ、人気の横峯さくら女子プロが監修・着用する「ルコック・さくらコレクション」も並ぶ。

中日新聞 - 2007/2/15